ハイエース グランドキャビン

ハイエースグランドキャビンは、最大限の人・荷物でも普通運転免許で運転可能。

最大乗車定員10人のグランドキャビンは、「デカい」と感じるのが率直な感想

トヨタ自動車が販売している大型ワゴン車「ハイエース」。一言で言ってもさまざまな種類があり、大きく分けると乗用と貨物に分けられます。
ナンバープレートの区分としては、乗用は2・3で、貨物は4です。
乗用2は乗車定員が11人以上で、乗客から運賃をいただく旅客輸送目的、つまり「バス」の一種です。ハイエースでは「コミューター」がこれに該当。後術しますが普通運転免許では運転出来ません。
普通運転免許で運転可能で、最大限の乗車定員を確保できるのが「グランドキャビン」と言われるタイプです。
グランドキャビンの最大乗車定員は10人。後部座席は8人乗車する事が可能で、配列は進行方向右側が2人掛け3列(6人乗車可能)、左側が1人掛け2列(2人乗車可能)です。
車体も大きく、トヨタが公表しているカタログ数字では3,525mm、室内高は1,595mm、全幅は1,695mmと広々としています。
実車を見ていただくとわかりますが、「デカい」と感じるのが率直な感想です。実際に運転すると「車両感覚」が大幅に異なる点もありますが、基本的な運転操作やハンドル切るタイミングは、他車種と大きく変わりません。
ドア数は4つ。運転席と助手席、後部座席は左側と後方にあります。燃料はガソリンで「プリウス」等のようにハイブリットエンジンにはなっていません。
変速機・駆動関係は4速オートマチックの2WDか4WDで、メーカー希望小売価格は338万円からです。

 

「普通運転免許」や「中型運転免許の8トン限定」でも運転可能

ハイエースを運転する際に注意しないといけないのが、保有している運転免許です。よく確認するようにしてください。
2007年6月以降に取得した「普通運転免許」や「中型運転免許の8トン限定」では、乗車定員10人の自動車までしか運転出来ません。乗車定員10人ギリギリのグランドキャビンは運転可能です。前述したとおり乗車定員が11人以上になるコミューターは普通運転免許・中型免許の8トン限定では運転出来ません。
グランドキャビンは、普通運転免許や中型運転免許の8トン限定で運転可能な、最も大きな自動車と言えます。

 

人以外にもサイズが大きな荷物を載せる事も有利

ハイエース自体は、前述のとおり乗用と貨物の2種類あります。貨物で使用する場合、例えば建設現場等で使用する大型道具を運ぶ、運送会社がお客様にお届けする荷物を入れるためです。
しかしグランドキャビンは、あくまでも乗用で使用する事を前提としています。
しかし、現実には運転手を除き9人も乗る人が集まると言う事はなかなかありません。
細かな使い方はオーナー(グランドキャビン所有者)により異なりますが、後部座席の一部・または全てを倒してしまえば、荷物を載せる事も可能です。
では、どのように荷物を載せるのか?
まずは当たり前ですが、後部座席を倒します。倒すと一言で言っても倒し方がいくつかあります。例えば、座席を立てるように倒す、寝かせるように倒す等です。前者は床に直接荷物を置き、後者は倒した座席の上に荷物を置く形です。
倒せる座席は1列単位で可能なので、例えば、1列目は人が座れるように座席を残し、残りの2・3列目は座席を寝かせるように倒してそのスペースに荷物を置くと言う事も可能です。
このようにグランドキャビンは、そもそも車体自体が大きいため「荷物を載せる」と言う面も有利で、しかも同時に人も快適に乗せる事が出来ます。
普通運転免許しか持っていないドライバーが、最大限の人・荷物を自由自在に乗せる事が実現できる1台と言えます。

 

 

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