ハイエースバンのメリット・デメリットは！？
トヨタ自動車の大型ワゴン車「ハイエース」は大きく分けると、ヒトを乗せる「ワゴン」とモノを乗せる「バン」があります。
注意しないといけないのが、これは車種であるとともに用途でもある事です。
すなわち、荷物を多く載せる事を目的にしているのに、実際に購入してみたら乗用を目的とするワゴンだった・・・と"間違えた買い物"になる事も、ハイエース等のクルマについて詳しくない人が犯してしまうミスです。
ワゴン・バンにはそれぞれの特徴やメリット・デメリット、カスタマイズ（改造）がしやすい・しにくいがあります。
インターネットで検索すれば、それぞれの特徴や利点等はたくさん出て来ますが、専門的な言葉が多く、クルマの事を何も知らない人にとっては、何が何だかわかりません。
しかも、ハイエースのような人気車種の場合、情報量がかなり多く、結局どれが正しいのか？どれが自分の求めている事に合致しているのか？取捨選択しないとなりません。
知識あるならば容易に出来ても、それがないと難しいと言えます。
そこで今回は、ハイエースの乗用である「バン」に絞って書きます。あくまでもここで書いてあることは一般的な内容です。
特徴
●貨物車の部類に入るクルマ。トヨタ自動車は公式に「商用車」と区分
●「商用車」と言う扱いなので、１・４ナンバー。（３・５ナンバーはありません）。基本は４ナンバーで、大きさが長くなると１ナンバーで税金等の維持が高くなる
●グレードは「スーパーGL」と「DX」の２種類。前者は一般の乗車とほぼ同じ内装を装備しているのに対して、後者はそれがなく鉄板がむき出しで質素な内装な分購入費用が安い
●エンジンの種類が豊富。駆動方式は２WD・４WD。燃料はガソリン・軽油の２種類あり、ワゴンにはないマニュアルトランスミッションもあり。
メリット
●後部座席の面積が広いため、最大限の荷物を載せる事が可能。トラックと違い屋根があるので、風雨にさらされる事がない
●改造が容易。自らの手で行う事はもちろん、購入時に乗車定員（詳細はデメリット参照）をディーラー側で３〜９人まで（一部設定のない人数あり）変更する事が可能
●大型ワゴン車では数少ない、トランスミッションにマニュアルの設定がある
デメリット
●ワゴンとは異なり、多くに人を乗せる事を目的としていない（標準的なハイエースバンは５人乗り）
●グレードによりさまざまな制約あり。例えば、乗車定員はDXだとディーラー側で最大９人まで変更する事が可能だが、スーパーGLは２人・５人乗りしか変更できない
●選択できるエンジンは何でも出来るわけではなく、グレードやボディーで左右される。例えば、スーパーGL(標準ボディー)場合で、３,０リットルディーゼルエンジン、２,０リットルガソリンエンジンのオートマチックトランスミッションのみしか選択できない
まとめ
ハイエースバンは、多種多様な使い方が出来る事、改造が容易であるため、購入後に本来の目的とは異なる使い方に変更する事が出来ます。
一方で、グレードによっても「良い」「悪い」がハッキリと出てくるのが特徴で、グレードが低いとエンジンの選択肢が少ない、乗車定員に差が生じます。
ハイエースバンこそ、多種多様な使い方が出来るため具体的な使い方等を明確に決めてから購入した方が良いです。